弔辞小阪修平くんへ
小阪修平くんへ
いま、いのちのデッサンをこころみています。
いのちは、つづくという意志を持った世界です。
形あるものを、いのちの分有といいます。
見えない形あるものを、気配といいます。
形あるものとして、私たちはたまゆらの刻を過ごします。
そして気配となってともに生き、いつしか分有がとけて、
いのちになり世界になってゆきます。
きみはいま気配になりました。
当分のあいだ、一緒に生きてゆきましょう。
二〇〇七年九月二七日
最首 悟
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